2010年8月4日水曜日

虐待~残酷に取り扱うこと~

近年、「虐待」についての事件が多く取り沙汰されている。「虐待とは、残酷に取り扱うこと」「残酷とは、むごたらしいこと、しいたげられたさま」と辞典には記されている。私は幼稚園への途中道、路地に連れられ頭や顔を母に叩かれ通った日々がある。腕をつねるようにつかまれた記憶がある。そのあと、決まって母は優しい笑顔で私を見る。「誰にも言えない」そう思った。でも、このことが「虐待」だったのかというと、意見は様々だろう。生母の死去2年、継母として周囲から孤立していたのかもしれない。今、思うと「原因」になるような事実が私にあったのかもしれない。 幼い日々のことだから、自分に都合良く覚えているのだろうか。忘れられない記憶に、母が部屋に灯油をまき、マッチを擦ろうとしたのだが手が震えて何本ものマッチ棒が折れては絨毯の上に落ちてゆくシーンである。こんなふうに、悲しみの1コマ1コマを刻んで生きている。
どんな環境の中でも、どんな風なことをされても、子はそれを受け止めないと、乗り越えないと生きてゆくことができないと思う。
子には、目の前の親しかいない。命が芽生えた時の気持ちを少しだけ、思い出して欲しいなぁ。
おばあちゃんの口癖だった「あんたがしたように人様にされるんやで」
取り留めなく書いてしましたが、自分も含めて、イジメたりしないでほしい。何物に対しても。

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